「スピリチュアルヒーラー」という肩書をつけていますが、私は自分自身のことを他力本願なヒーラーだと思っています。
何が他力本願なのかというと、私は天使の助けを借りて、彼らのエネルギーを使ってヒーリングをしているからです。
少し話はそれますが、そもそも、私は人に頼るのがとても苦手なタイプです。
幼い頃からの考え方の癖もあり、「自分で何でもできないといけない」と思って欠点をがんばって克服しようとしたり、負けず嫌いで完璧主義で、人に頼むより自分でやった方が早いと考えてしまうところがあったり、人に素直に悩みを相談できなかったり、そんな生きづらい性格をしていました。
私が天使と出会って一番変わったことは、天使に頼ったり甘えたり、お願いごとをできるようになったことです。
人間と違って、天使は頼まれごとをされても嫌な顔をしませんし、むしろ歓迎してくれます。
人間と違って、「その人の時間を奪ってしまう」とか、「人に頼むのは恥ずかしいし申し訳ない」とか、余計な思考を働かせずに、天使には、心の中で頼んでおくだけでいいのです。
頼れるのは自分しかいない。そう思ってずっと気を張って生きていた私は、天使に頼ることを覚えて、安心して天使にすべてを委ねられるようになりました。
私が、天使だけでなく人にも頼ってみよう、甘えてみよう、相談してみようと思えるようになったのは、本当につい最近のことだと思っています。
話は戻りますが、ヒーリングでは、私は自分のエネルギーを一切使いません。
自分のエネルギーを使うと、自分が消耗し疲れるだけでなく、エゴの不要なエネルギーもヒーリングを受けてくださる人に送ってしまう危険があるため、私はすべてを天使たちの無条件の愛に委ねるようにしています。
そうすると、自分自身も心地よいだけでなく、必ずヒーリングを受ける方にとって、最善のプロセスで癒やしが行われます。
プロのヒーラーとして、エネルギーレベルで何が起こっているか、お客様にご説明する必要性は感じているものの、私たち人間のレベルで分からなくてもいいことも、ヒーリングにおいてはよくあることだと思っています。
「他力本願なヒーラー」と聞くと、あまりいいイメージを持たれないかもしれませんが、「自立していなければいけない」といつも肩肘を張って緊張していた昔と比べると、私は自分自身が柔らかくなったのを感じていますし、今の自分の方が人間らしくて好きです。
これからも天使に甘えながらヒーリングの活動を続けていきますが、ヒーリングを受けてくださる方々に、天使の無条件の愛のエネルギーの心地よさを感じていただけるようなヒーラーとして、これからもやっていきたいと思っています。