アキニレ|自然界の芸術家

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今回の記事では、アキニレという木のお話しをしたいと思います。

アキニレは、ニレ科の木で、街路樹や公園木として見かける「ケヤキ」という木の仲間です。

私の住んでいる地域では、ケヤキはよく見かけるのですが、
アキニレの木は、なかなか見かけません。

家から30分ほど歩いた公園に、このアキニレの木があります。

まだら模様の幹と、小さめの葉っぱが特徴的です。

こちらは、葉っぱの写真です。
だいたい親指の爪先から第一関節までの長さ前後(2.5-5cm)のサイズ感です。

写真ではなかなかわかりづらいのですが、
このアキニレは、葉っぱが左右対称(シンメトリー)ではなく、
左右非対称(アシンメトリー)になっています。

自然界の中には、シンメトリーの美しいものが、たくさんあります。

たとえば、正六角形の雪の結晶や、鉢の巣穴。
シンメトリーのデザインは、一般的に「美しい」と感じる人が多いのではないでしょうか。

でも、このいびつなアシンメトリーのアキニレの葉は、

「不完全でも不格好でもいいのだ!」と言ってくれているような、
「むしろ調和をくずすことこそが芸術の醍醐味なのだ!」というポリシーを持つ芸術家のような、

そんなイメージが、私の中にはあります。

アシンメトリーでぎざぎざで、
小さな葉っぱがちょこちょこ枝からたくさん覗いているのが、
とてもチャーミングだなぁと、私は感じています。

自然界の芸術家、アキニレ。

8月の終わりに、ふとアキニレを見に行きたくなって、はるばる30分、公園まで歩いてきたのでした🌿

(参照文献:林将之著(2004) 「葉で見わける樹木」(第5刷)小学館)