今回の記事では、「日本の神様カード」の中でも私が好きな神様、鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)を紹介したいと思います。
天使や女神、日本の神様、自然界の精霊など、目に見えない愛の存在は数多く存在します。
私は本来は、どの天使が一番好きとか、自分にとって特別な存在を作ったり順位を決めたりするのはあまり好みではない(というかどの存在も大好きなので選べない…)のですが、敢えて、自分が特に親近感を覚えたり特別なエピソードを持っていたりする存在を、紹介してみようという気持ちになりました。
私が好きな存在は、有名で誰もがよく知っている存在もいれば、スピリチュアルな世界に普段関心がない方にとっては、マイナーであまり聞いたことがない存在もいます。
自分にとって特別な存在について語りたいというよりは、どちらかというと、「知らないのは勿体ないからぜひ知ってほしい!(特にマイナーと思われる存在)」という思いで、私が好きな天使や女神、日本の神様たちを紹介していけたらなと思っています。
好きな天使として、大天使ラジエルのことは「大天使ラジエルとの出会い」で以前紹介しました。
今回は、日本の野の女神様である鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)を紹介します。

こちらが鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)です。
何が好きかというと、カードの色合いや、解説書の説明が、私はとても好きです。
私はそもそも自然界の精霊たちととても相性がよく、宇宙人とか宇宙的な存在よりも、大地を生きていて感じる神秘や見えない存在の方が親近感がわくという点でも、鹿屋野比売神とは親和性が高いんだろうなと感じます。
解説書の中でも私が好きなフレーズを抜粋して紹介します。
「野山に出て、匂いを感じてください。野は生命力に満ちています。土に根ざす草が虫や動物をはぐくみ、虫や動物はさらなる生き物をはぐくみ、そしてそれはまた土に帰ります。生命の糸が紡ぐ大いなる循環の中に安らぎ、あなたの名前を見つけてください。そして愛してください。」
大野百合子著『日本の神様カード』(株式会社ヴィジョナリー・カンパニー) から引用
「あなたの糸はあなたが好きなように染めてください。そして、自分の染めた色を愛してください。」
「自分の染めた色を愛してください。」というところが、私は特に心に響きます。
中島みゆきさんの「糸」の歌詞に共感する感覚と、少し似ているかもしれません。
人は大きなひとつのタペストリーを編んでいくように人生を生きていて、自分が好きな色に人生を、自分の糸を、染めることができる。だからその糸の色を、あなたのユニークな人生を、愛してください。
そう言ってくれているような、奥深いメッセージだなと感じます。
私は今草木染に興味があったり、もっと自然由来のお洋服を身に着けて自分を心地よくさせてあげたいという気持ちがあったり、自然のサイクルに立ち戻って自分の人生をもっとゆっくり味わおうと感じたりしているところで、私の中のこういう部分は、この女神様の管轄なんだろうなと思いますし、意識していなくても、鹿屋野比売神がいつも私のそばにいるんだろうなと感じます。
あなたも、自然のサイクルに身を委ねながら、あなた色の人生を編んでいくのを、鹿屋野比売神とともに楽しんでください。鹿屋野比売神と繋がるために、最近自然を味わっていない方は、近くでいいので野の匂いを感じられるところへ出かけてみてください。
残念ながら、私の住まいの近くには、この女神を祀る神社がないのですが、いつか必ず機会を見つけてお参りしに行きたいと思っています。